この週末はニューヨークで過ごした。2日前に急遽決めたNY行きであったが、前述のとおり往復でバスが35ドルほどだったのでよかった。両親の友人(ぼくも会ったことがある。子供のいない明るい夫婦)がニューヨーク、厳密にはニュージャージーに住んでいるのでそこに泊めてもらった。余談ではあるが、厳密には、という意味でtechnicallyという人が多いなとアメリカに来てから思う。余談終わり。

 

お世話になった家はとても大きなマンション。メインエントランスにはいつもドアマンが立っており、ロビーはホテルのように絢爛で、24時間体制のコンシェルジュ、プールやジム、シアタールームがあるものだった。東京でも、六本木ヒルズレジデンシャルやその他財閥系のいわゆる高級マンションへ何回かおじゃましたことがあるけれど、ここまで設備が充実しているマンションははじめてかもしれない。リビングには大きな窓があり、マンハッタンの景色がとても美しかった。

 

2年半ぶりのNY。ぼくにとってNYはとてもとても大切な街で、好きな場所。前回NYに来たとき、ぼくはまだ18歳で、大学に入ったばかりだった。はじめて外国へ一人で旅したのがそのときで、今思えばそのNY旅から色々なものが始まった気がする。ぼくは旅行先ではなるべくその街の大衆に溶け込むようにしている。それが旅の一番の目的かもしれない。今回のNY旅は、泊めてくれた両親の友人と会うためや、買い物などが目的だった。ボストン・サウスステーションからニューヨーク・マンハッタンまではバスで4時間ほど。ぼくにとってはたったの4時間、寝ていたり音楽を聞きながら車窓の景色を眺めたりすれば、すぐ。ボストンとニューヨーク、ちょうど真ん中ほどに位置するコネティカット州ハートフォードという都市をすぎるころぼくはうとうとしていた。行きのバスにはキチガイみたいなおばさんがいてうるさかったけれど、面白かった。

 

ロウアー・マンハッタンの、いわゆるSOHOというエリアをずっとぐるぐるしていた。チャイナタウンにも近いカナルストリート駅を中心にグルグル回った。駅を出てすぐ見えるマクドナルドがとても懐かしかった。PalaceやRichardson、ONLY NYなどを回って色々と買い物をした。大学の周りには洋服を売っている場所はないので、ときどきNYに来て買い物をする必要がある。こうして気軽にNYにいける環境というのはとても嬉しい。

 

これから、NYだけではなく、アメリカ国内を色々回ってみたいと思う。せっかく金曜日が全休になるようにアレンジしたので。東海岸ではDCやシカゴ、マイアミなど、西はLAやサンフランシスコ、ポートランドも行ってみたいな。